突然寒くなった11月中旬の某土曜日、初めての葛原岡・大仏ハイキングコース散策に出かけました。
前日が雨、当日も曇りの天気だったので少し足元が悪かったですが、途中の葛原岡神社近くで休憩をとりながら、ハイキング初心者の私の足でも火の見下から北鎌倉駅まで2時間半くらいでした。
この日は肌寒かったことと荷物も減らしたかったので、水筒を持っていきませんでした。でも山道はアップダウンが多く汗をかくので、途中でのどが渇いてしまいました。やはり飲み物は必要だったと反省。
また、源氏山周辺では観光のついでにハイキングコースに寄られているような方もいました。本格的な山歩きの用意は必要ありませんが、舗装していない山道なので靴はスニーカーなどの歩きやすいものがいいと思います。
◎靴はスニーカーや歩きやすい物がおすすめ
◎暑くない日でも飲み物の準備を忘れずに
◎トイレは源氏山公園内
◎自販機は葛原岡神社周辺
スタートは火の見下バス停
京急バス、江ノ電バスの鎌倉駅行き「火の見下」バス停で下車します。
バス停のすぐ近くに下の看板があるので、大仏ハイキングコースの矢印の方向へ
バス通りから脇に入る道はこんな感じの民家の間の細道です。
民家の間を抜けていくと、ここから舗装されていない山道が始まりました。
火の見下やぐら
山道に入って割とすぐのところに木の手すりがついた階段があります。
階段を上ると、山の岩肌を削ったやぐらが点在しているのを見ることができます。
やぐらは鎌倉に平地が少ないため、山肌を削って遺骨や供養塔を置くため作ったお墓ということです。作られたのはおもに鎌倉時代から室町時代のころのようです。
こちらは奥行きの深い物から浅いものまで、6、7個ほどのやぐらが確認できました。
大仏切通し
やぐらの階段下に「大仏切通」の看板があります。この先が大仏切通しのようです。
看板によると大仏切通は鎌倉七口のひとつで、作られた正確な年代は不明とのことですが、仁治2年(1241)から建長2年(1250)ごろではないかと考えられているそうです。
山肌には削り取られたような跡が残っています。
起伏に富む山道
大仏切通しを抜けると、源氏山公園近くまではしばらく山道が続きます。昨日の雨で落ち葉が濡れて、滑りやすくなっているところもありました。また、木の根っこが露出していてつまずきやすいので、足元には十分注意が必要です。
けっこう長い階段もあります。下りでよかった。
歩いていると、分かれ道などには下のような道案内の矢印があるので迷わず安心です。
長谷・高徳院方面と源氏山公園・銭新井弁財天方面の分かれ道です。源氏山・銭洗弁財天方面へ進む道は人ひとり通るのがやっとの細い道でした。
わずかな距離ですが、ロープを使って上るような急斜面も。
しばらく歩くと、住宅街の舗装道路に出ます。山の向こうには由比ヶ浜辺りが見える場所もありました。
この付近にあったハイキングコースの看板を見ると、北鎌倉までの道のりの半分以上は来ているみたいです。
つい数日までは暑いほどの気温だったので、紅葉はまだだろうなと思っていましたが、源氏山公園のトイレ付近の木が色づき始めていました。
葛原岡神社の鳥居に向かって左側の奥に自販機を発見。やっと飲み物を購入することができました。
鳥居前のこもれび広場でお茶を飲みつつ、しばし休憩。そろそろおなかも減ってきて、お弁当を広げている人が羨ましい~。次回のハイキングには絶対おやつも持って行こう!と決めました。
浄智寺方面へ
ここから浄智寺を目指して出発。
源氏山から浄智寺は下りだと思っていたのですが、山道はそんなに簡単ではなかった。アップダウンを繰り返す道がまだまだ続きます。
しばらく歩くと、竹藪に挟まれた階段が現れるました。ここを下れば、浄智寺付近のようです。
浄智寺に到着。この日は写真供養祭が行われていました。おなかもすいていたので、浄智寺は外からの写真撮影のみで通り過ぎることにしました。
山門の正面から
ゴールは北鎌倉駅
浄智寺からゴールの北鎌倉駅までは徒歩7~8分ほどで到着しました!
スマホの歩数計を見たら、9,000歩弱。初心者でも楽しめるハイキングコースでした。