基本事項
祭神:菅原道真公
社格:旧村社
神徳:学業成就・除災招福・心願成就
荏柄天神社は福岡の太宰府天満宮、京都の北野天満宮とともに「三古天神社」といわれています。
年間を通して多くの参拝者が訪れますが、特に受験シーズンには学問の神様の御利益を求めて、多くの受験生やその家族が訪れます。
なりたち
長治元年(1104)のある日、雷雨と共に黒い装束姿の天神・菅原道真公の画像が天から舞い降りてきて、畏れをなした人々は社殿を建て天神画像をお祀りしたとの伝承があります。また、天神画像の舞い降りた場所にはイチョウの木を植え、それを御神木としたそうです。
▼御神木の大イチョウ
そののち源頼朝が大蔵の地に幕府を開いたときに、その鬼門(北東)にあたる当社を鬼門守護の神社として社殿を建立しました。
拝殿
本殿は正和五年(1316)に建立された鶴岡八幡宮若宮の旧本殿を、元和八年(1622)に移築したものです。鎌倉時代の創建当時の資材を使用した建物で、国の重要文化財に指定されています。
▲拝殿の周りには合格祈願の絵馬が奉納されています。
荏柄天神社のお守りやお札は種類がたくさんありどれにしようか迷ってしまうほど。
受験生へのお土産にしても喜ばれると思います。
熊野権現社
もとは二階堂の鎮守神だった熊野三柱神がまつられています。
かっぱ筆塚と絵筆塚
鎌倉に住んでいた漫画家・清水崑(こん)さんが愛用していた絵筆がおさめられています。河童の絵を得意としたことが「かっぱ筆塚」の名前の由来だそうです。裏側には川端康成が揮毫した文字が刻まれています。
▼かっぱ筆塚。自然石のてっぺんのくぼみに河童のように水がたまります。
かっぱ筆塚のうしろの高台にある絵筆塚。毎年10月に絵筆塚祭が行われます。
荏柄天神社Data
住所 | 鎌倉市二階堂74 |
行き方 | JR鎌倉駅より京急バス5番乗り場 「鎌倉20大塔宮」行き「天神前」下車3分 鶴岡八幡宮より徒歩10分 |
拝観時間 | 8:30~16:30 |
拝観料 | ー |
公式サイト | http://www.tenjinsha.com/ |